恋の戦い7のお題 01 まずは挨拶から 「初めまして黄瀬涼太と申します。」 「知っています。」 「なんで知ってるんスか!ひょっとして黒子っちってばオレのことっ、」 「部活の名簿で見たんですよ自惚れないでください。」 02 アドレス交換 「黒子っち、コレね、オレのアドレス。」 「はあ。」 「よ、良かったら、黒子っちのも教えて欲しいなあ、なんて…!」 「すみません僕携帯持ってないんですよ。」 「今手元でいじってるモノは何スか!?」 「だから、君にアドレスを教える携帯は無いんですよ。」 「切ない!」 03 相手をリサーチ 「黒子っちの誕生日血液型好きな食べ物なんかはもちろん、起床時間に通学路に今日の下着の色まで把握済みっス!」 「おまわりさんもしくは青峰君助けてください変態がいます。」 「愛っスよ!」 「愛って付ければ何でも許されると思わないでください。」 04 ライバル現る 「…え、テツ、何か呼んだか?」 「ええまあ。この人何とかしてください。」 「出たっスね恋愛漫画のおなじみハイスペックライバル!」 「…………は?」 05 勘違いの涙 「……えーと、テツ?」 「そんなわけで黄瀬君諦めてください。」 「そんなわけってどんなワケだよ。」 「こんなわけです。」 「黒子っちと青峰っちがそんな関係だったなんて…!」 「だからそんな関係ってどんな関係だよ。」 「どうしよう勝てる気がしない…。」 「勝たせる気もねェが意味がわからん。」 「……う…。」 「ちょ、泣くなよオレが泣かせてるみたいじゃねえか!」 「あーあ、青峰君泣かせましたね。」 「いやこれ絶対全面的にお前が原因だから!」 06 へこたれない 「…でもね青峰っち、知ってるっスか。」 「何が。」 「少女漫画では最初不利な立場にあった人物こそヒロインと結ばれる可能性が高いということを!」 「その前にヒロイン誰だよ。」 「黒子っちに決まってるじゃないスか!」 「まじでか。」 「まじらしいですよ。」 07 そして、告白 「だからね黒子っち、オレいつか青峰っちより良い男になるから、付き合って下さい。」 「すみません僕男なので。」 「大丈夫!」 「何がどう大丈夫なんですか。」 「愛で!」 「僕にはありません。」 「………とりあえずオレはもう帰って良いか。」 「ダメっスよライバル!」 「ダメですよこの人どっかにやってください。」 「…………はあ。」 +++ しばらくこのバカふたりに巻きこまれる可哀想な青峰さん お題はprecious days 様からお借りしました。