「黄瀬君。」

無表情で、相手を見る。



「今日も清々しいほどに鬱陶しいですね。」

「それ本当に清々しいかな。」


「黄瀬君のおかげでこの晴天が曇天のように感じますよ。」

「涼しくなっていいじゃないスか。」

「紫外線が増えますがね。」

「オトメっスか。」


でもその真っ白の肌が焼けるのは、ちょっと嫌かもしれない。













(4/5)